就労継続支援A型とは、障害者総合支援法に基づく「雇用型」の福祉サービスです。
一番の特徴は 事業所と雇用契約を結び、最低賃金以上の給与を受け取りながら働けること です。
「働きたい気持ちはあるけれど、一般企業での勤務には不安がある」
「これまでの職場で続けられなかった経験がある」
「ブランクが長く、自信が持てない」
そんな方が、安心して働きながら生活リズムを整え、社会経験を積むことができる“職場”として機能します。
事業所には福祉の専門知識を持つスタッフが在籍しており、
体調管理や業務サポート、人間関係や職場の悩みの相談なども含めて手厚く支援してもらえる のもA型の大きな特徴です。
A型事業所の仕事内容は、事業所によって幅がありますが、一般的には次のような作業があります。

通販商品のピッキング作業
棚から商品を取り出す、バーコードを確認するなどの作業です。
梱包・発送準備
商品を袋や箱に入れ、発送伝票を貼るなどの業務。
検品作業
キズや不備がないか確認するなど、細かいチェックを行う仕事です。
シール貼り・袋詰めなどの軽作業
パソコン作業(データ入力・EC業務補助)
自社商品の制作・販売補助
例えば、ebi のような事業所では
通販業務・PC作業・自社製品制作など、幅広い業務を体験できるのが強み です。
「難しい仕事をいきなり任される」ことはなく、
得意・不得意に合わせて段階的に成長できる環境 が整えられています。
どちらが自分に合う?
雇用契約を結ぶ
最低賃金以上の給与が支払われる
出勤日数・勤務時間が比較的安定
一般就労へのステップアップに向いている
雇用契約は結ばない
工賃制(1ヶ月数千円〜数万円)
自分のペースで働ける
体力面・精神面で負担を減らしたい人向け
安定した収入がほしい/一般就労を目指したい → A型
体力・体調に不安がある/自分のペースで働きたい → B型
A型は「働く力を伸ばす場所」、
B型は「今の状態で無理なく参加できる場所」というイメージです。
A型事業所は誰でも利用できるわけではなく、以下の条件があります。
65歳未満
働く意欲がある
一般就労が難しい状況にある
障害または難病の診断がある
雇用契約に基づいた働き方ができる
過去に就労経験があるが、今は働いていない
就労移行支援を利用したが企業就労につながらなかった など
利用にあたっては市区町村で「受給者証」という福祉サービスの認可が必要です。
手続きが不安でも、事業所がサポートしてくれることが多いので心配はいりません。
A型の最大の魅力は 「働く」ためのサポートを受けながら、最低賃金を得られること です。
生活を整え、人としての自立を目指すうえで大きな安心材料になります。
週5日の勤務を通して、健康的な生活習慣が自然と身につきます。
働く上で最もつまずきやすい“人間関係”を、小さな職場で少しずつ経験できます。
挨拶、電話応対、報連相など、一般就労に必要なスキルを練習できます。
福祉の専門資格を持つスタッフが、精神面・体調面・仕事面を一緒に支えます。
A型の経験を経て、一般企業へ就職していくケースも多数あります。
正しく選ぶためには、デメリットも理解しておくことが大切です。
自分の体調や生活リズムと合わないと負担になる場合があります。
業務に集中するための環境づくりとして設定されているものです。
単純作業でも丁寧さや正確さが求められるため、慣れるまで時間がかかることがあります。
しかしスタッフが適性を見ながら調整してくれるため、安心して続けられます。
誠実にメリット・デメリット両方を伝えてあげることで、利用者にとって信頼できる情報になります。
問い合わせ(電話・メール・フォーム)
施設見学
体験利用(実際に作業をやってみる)
ハローワークから紹介状をもらう
面接
市役所で受給者証の申請
契約・利用開始
この流れは全国ほぼ共通で、手続きに不安があってもスタッフがサポートしてくれるので安心です。
スタッフと話しやすいか
作業内容が自分に合っているか
施設の雰囲気(利用者の年齢層や空気感)
通いやすさ(アクセス・交通機関)
シフト・勤務時間が無理なく続けられるか
一般就労への支援実績があるか
メンタルサポート体制があるか
見学の際に、気になる点は遠慮なく質問するのがポイントです。
就労継続支援A型は、
「働きたい」気持ちを大切にしながら、成長できる環境を提供してくれる場所 です。
雇用契約による安心感と、福祉専門スタッフのサポートがそろっているため、
働くことに不安がある方でも一歩を踏み出しやすい仕組みになっています。
まずは気軽に見学して、事業所の雰囲気を感じてみるところから始めてみてください。